待望の2巻！
遺書発見からりんの母親と対面したり、りんは小学校へ入学秒読みになったりと1巻に比べてかなり物語が目まぐるしく展開したように感じる。そして期待以上に面白くなってた。大吉はコウキのおかあさんといい雰囲気だけど、宇仁田さんのマンガでは珍しく恋愛ネタが出てこないのでどうなることやら。りんちゃんは恐ろしいぐらいしっかりしててたくましいけど、きっといっぱい我慢してるんだろうなあ。大吉には年が同じだからかとっても共感してしまう。自分も最近やたら涙もろくなってしまったように思うし。けれど大吉みたいに仕事しながら子育てなんて絶対無理だろうな。だって一人で父親役と母親役だよ？それこそ日々を過ごすだけで精一杯のはずなのに、大吉は正子さんのこととか問題山積みだしうわぁーってなるって。母親は偉大だし、シングルマザーで頑張ってる女性は本当にすごいなあと思う。子育ての描写が子供のかわいさや成長への喜びだけじゃなくて厳しさや過酷さをリアルにちりばめてるから説得力がある。僕は実際子育てしてないからアレだけど。あと現実社会の様々な問題も見え隠れしたり。実に色んなことを考えさせられる宇仁田作品屈指の傑作。これはもう3巻に期待するなという方が無理ってもんだ。
- 作者: 宇仁田ゆみ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2007/02/08
- メディア: コミック
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