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クピドの悪戯

この前マンガ喫茶で全巻読んだ。赤玉ならぬ虹玉。虹らしくちょうど7巻で完結してるし。絵が最後の方は1巻に比べて随分うまくなってる印象。登場人物がそんなに多くなくて話が分かりやすかった気がする。マンガとしてはまあ面白かった。なによりこのマンガを通じて恋愛・SEX・子供といった事柄について大いに考えさせられた。愛情は形で表せないもの、形を残せないもの。それは言動や物に変換したりして伝えることもある。SEXも手段・方法のひとつだろう。そして恋人との間に子供を作り、育てることもひとつの愛情表現…この考え方は今まで自分の中になかったような気がする。子供は自分の遺伝子を残すことに重きがあり、子育てはそれ単体で人生の重大イベントとしてとらえていた。嫁さんを愛することと子供を愛することは別個に考えていたけど、子供が二人の愛の証という考えもあるんだなあ。いや、文章にしてみれば当たり前っぽいけど、そうじゃなくて子供を愛することが嫁さんを愛することにもなるっていうあたりに発見があったというか。言葉にするの難しいなあ。まあ自分の中でまだまとまってない部分もあるしな。とにかくあれこれと考えさせられたということはそれだけの要素がこの作品に詰まっていたということなんだろうなきっと。いやはや恋愛というものはどれだけ文明が進歩しようが十人十色、模範解答が存在しないから興味はつきない。

クピドの悪戯―虹玉 (1) (ヤングサンデーコミックス)

クピドの悪戯―虹玉 (1) (ヤングサンデーコミックス)