もともとは「げんしけん」の連中がハマってる「ネ○ま!」チックな架空のマンガ内マンガだったのが、設定の秀逸さとげんしけん人気が相まってアニメに小説にスピンオフ、それがくじびきアンバランス、略称くじアン。そんなくじアンのコミック版の2巻であり最終巻がコレ。げんしけん作者の木尾士目自身がストーリーを手掛ける本作は、表紙や絵柄から受けるような甘々きゅんきゅんラヴな話はあまりなく、シビアなガチバトルがメインだったりして、どっちかというと萌えというより燃えなマンガかもしれない。そんな殺伐さを補って余りあるのが小梅けいと氏の超キュートな絵。このマンガが成功した最大の要因は作画の人選だと断言しよう。木尾氏では絶対この味は出せなかったし、くじアンのキャラには小梅氏の絵がものすごくジャストフィットしてる。頭身低めのくりくり目にむっちりボディのエロカワイさといったらもう。サービスカットこそ少ないものの、服着てても高らかに主張するちちしりふともも。小梅先生、また時々はエロマンガも描いてね。
このクオリティで2巻14話完結というのは少々もったいなく、もう少し読みたい気もするが、これぐらいでよかったのかもしれんなあ。ちょうどアニメ1クールぐらいだし…ああ、もしかしてそれが狙いか。
あと巻末には1巻同様オマケのげんしけんマンガを収録。カバー下も1巻同様木尾氏のネームと思しきラフがわんさか。
ちなみに俺が一番好きなキャラはりっちゃん(会長)で、僅差で副会長(如月香澄)かな。
- 作者: 小梅けいと,木尾士目
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/12/21
- メディア: コミック
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