ちょっと泣いた。
一人目にロックオンしたのは爆乳ラブラブハリケーン娘・はるみことおぽんちメイドロボ三姉妹の次女・ミルファ。プレイ前に某サイトで「クマ吉」のキーワードからはるみの正体ネタバレしてしまい萎え萎え。楽しみが十分の一以下になったと嘆いてたが、ルート中でのネタバレも意外に早かったし、最初から知ってたおかげで楽しめた部分もあるのでよしとしようかね。つーかはるみ＝ミルファって察しのいい人なら普通に気付いててもおかしくないかもね。
攻略に難易度は皆無、MAPではるみを選んでるだけでいいし選択肢も全然なかったと思う。イベントCGは物足りない気がしたけど、その分立ち絵は豊富で、両手広げてにぱっと笑ってる絵がなんかすごい好き。私服ver.もかわいい。主人公がキング・オブ・ヘタレならヒロインも奥手な子ばかりだった東鳩2においてはるみの押しの強さは新鮮で、ここまで一途で純粋なラブをぶつけられると普通なら貴明じゃなくても引くかもしれんが、俺はなんか心地よかった。そんなはるみから逃げて逃げて、交換日記は代筆させ、そのヘタレスキルを遺憾なく発揮した挙句土壇場でようやく気持ちを打ち明け…王道パターンによってめでたしめでたしとなった前半。Hしてエンドロールかと思ったらそうは問屋がおろさないとばかりに後半の鬱展開へ。確かにはるみから正体明かさないままだったし、問題棚上げにしたままだったけど、記憶喪失とはまた厳しいハードルを…。しかし前半のヘタレっぷりが別人のようにひたむきな貴明の行動。「心」を持つメイドロボ・ミルファの中で「はるみ」の記憶を失っても消えなかった貴明を好きだという「想い」…。ちくしょう、いい話じゃねえか…。万事オッケーなハッピーエンドじゃなかったけれど、メイドロボという素材を見事に活かしたシナリオに満足。脇を固めるいつもの幼馴染やイルファ・シルファ、あと春夏さんの活躍も光った。はるみ、いやミルファをこんな好きになるとは自分でも予想外だったわー。一人クリアして、手応えは上々。
で、もろもろ雑感。ビジュアルノベル形式から会話ウィンドウ形式になってキャラが見やすくなったし、エフェクトも豊富になって見てて楽しい。それと雄二の中の人の演技がうまくなったというか、キャラ的によりギャグ寄りに特化したというか、前よりいい味出してるわー。一方気になったのがBGMの音飛びが時々酷いことで、ロード直後のMAP画面でそれが顕著。なんとかならんかなあ。あと、前作同様一人クリアしてCG・音楽・Hシーン回想のスペシャルメニューが出てきたのはいいんだけど、特典のヒロイン中の人フリートークは超蛇足。声優スキーな人にはキャッホイな特典かもしれんが、俺的にはいろいろ台無しですよ。中の人などいらんのですよ。
