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宙のまにまに 4巻


(写真:とらのあな購入特典のハガキサイズイラストカード)
メインは美星父の死を知った朔が企画する観測会エピソードと冬合宿。帯にもあるように主成分はあくまで高校生の青春真っ盛りストーリーなんだけど、天文部の描写がとてもリアルかつ丁寧で、高校・大学と長らく天文クラブ・サークルで活動した俺としてはついつい過去のアレやコレやがフラッシュバックしてしまうのよね。作中にもあるように冬の天体観測は覚悟がいるのだ。というのも真冬に動かずに星を見るという行為はひたすら体温を奪われ続けるから、動きづらいぐらい重ね着してた思い出あるなあ。姫ちんみたいな軽装だと風邪ひくぐらいじゃ済まないよ。それだけしんどい思いをしてでも、大気が澄んでいて一等星の多い華やかな冬の夜空は見る価値がありまくりなわけで。コレ天文ファンの常識ネ。
あと、4巻で春夏秋冬とひとまわりしたカバー下の早見表&星座解説が次巻からどーなるのか気になるトコロだったり。

宙のまにまに(4) (アフタヌーンKC)

宙のまにまに(4) (アフタヌーンKC)