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うさぎドロップ 4巻

あーおもしろかったー。
春子さんの家出はびっくりしたけど色々考えさせられるよくできたエピソードだったなあ。新キャラの「パパ友」ミッちゃん&ナベちんも素敵。何かと重くなりそうな話も力まずゆるゆると、それでいてしっかり語るのは作者の持ち味。子供のために自分が犠牲になっていると泣く人、子供との時間も大事な自分の時間と笑う人、その狭間で揺れるダイキチ。31歳で独身で前髪が寂しくてその上24の時に彼女にフラれてるという俺と共通点大杉のダイキチにはどうしても自分を過剰に投影してしまうわけで、そりゃあのめり込むわこのマンガ。風邪ひいたり歯が生え代わったりといったイベントにいちいちアタフタするのもすごく分かる気がするもんなー。実際の子育てなんてこんなヌルくないし、りんみたく手のかからない子なんてそうそういないだろうから「俺も子供欲しいなー」なんて軽々しく口にするもんじゃないとは理解できても、日々無為に過ごす現状からするとやっぱりダイキチがうらやましい。
それにしてもりんのかわいいこと!扉絵もそうだし、基本ゆるゆるタッチの中で時折超気合い入って描かれるりんがヤバイ。4巻だと108ページとか。そういえば幼稚園の時はひらがなオンリーだったりんのセリフに1年で習う漢字が混じってきてる…芸が細かいなあ。
本当に良い作品なのでもっともっと多くの人に読んでもらいたいんだけど、あまり人気が出すぎてアニメ化やらドラマ化やらの話になったらヤだなあというファン心理。うさぎドロップはマンガだから、この絵でこのユルさだからいいのよ。うん。

うさぎドロップ (4) (Feelコミックス)

うさぎドロップ (4) (Feelコミックス)