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劇場版「空の境界」第六章 忘却録音


いつものようにパンフだけ買った。写真はパンフとしおりとチケット。テアトル梅田にて本日19:15上映分を見てきたよ。
感想を一言で述べるなら「やっちまったなー」。雰囲気をぶち壊すのはいい。萌えを全面に押し出すのはむしろ歓迎。内容を端折るのも仕方ない。犬ぐらい勝手に出しても構わない。でも。でも、事件の真相まで改竄してしまうのはどうなんだろう。まあ確かに原作のクラス全員援交・妊娠して堕ろす云々というヘビーな真相はしんどいけど。雰囲気に合わないし思い切って変えちゃおうという話になったんだろうけど。分からないでもないけど。じゃあ五章まで頑なに原作に忠実にやってきたのは何だったのかと。そのせいで美沙夜がクラス全員を焼身自殺に追い込む動機も弱くなってしまってるし、なんだか六章の主要キャラだけ使ったオリジナルアニメを見ているような気分だったわ。ゴドーワードもザコキャラっぽかったしな。ここまで謳ってきた「完全映画化」は六章に関しては疑問符を浮かべざるを得ない。これだけ番外編みたいになっちゃった印象。
とはいえ!鮮花を主役にした萌えアニメ化という試みはこれ以上ないくらい大大成功なわけで。まさかまた「うふっ」が見れるとは。鮮花の言動にいちいちきゅんきゅんしたし、子鮮花もきゃわいい。それと、ふじのんがチラっと出てきたり、瀬尾ちんの犬の名前が「アキラ」だったりという、「未来福音」の内容を踏まえたファンがニヤリとするような要素を入れてたのもナイス。
全体的に面白かったことは面白かったんだけどねー。これをファンが許容できるかどうかは意見の分かれるところだと思われ。俺的には精一杯譲歩した上でもギリギリアウトといったところか。