パンプキン・シザーズ 11巻

「0番地区」編クライマックス。まだすべてにケリがついたわけではないが、この流れで次巻より新章突入といったところかしら。ランデルは自らの罪と本心に、アリスは戦災復興というものに、それぞれ自分なりの答えを見出し、一歩前へ。「回転草の兄弟団」の活躍、駆け引きメインな展開もあってか、重苦しさや血生臭さは影を潜めて一味違った感触の「0番地区」編、なかなか面白かったんじゃないかな。うん。
それにしても絵が一向に安定しないなー…と思ったら巻末カバー折り返しに「いまだ絵柄の落ち着かない作者ですから」とかあったので自覚はあるみたいだしあんまり言うのもアレとは思うのだが…うーん。あと巻末インターバルの2課長の発情っぷりに吹いた。

Pumpkin Scissors(11) (KCデラックス 月刊少年マガジン)