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劇場版 涼宮ハルヒの消失

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写真左上からパンフ、パンフに付いてたマウスパッドシール、劇場入口でもらった(たぶん先着順)メモパッド、共通前売券、劇場指定席券。他にもグッズ色々あって、カレンダーは欲しいと思ったので明日にでも買いに行くかも。売り切れてなければ良いが…。パンフまだ読んでないのでこれからじっくり読む…のだが、パラパラめくった感じではめっちゃネタバレあるような…。

梅田ブルク7にて19:20上映回を鑑賞。この消失に関してはTV版での憂鬱の京アニクオリティを体験済だったので何ら心配も不安もなかった。また、エンドレスエイトのような「冒険」もなく正攻法でくるだろうとも半ば確信していた。はたして、原作に極めて忠実で堅実な構成と進行、いつも通りのハルヒ、期待通りの消失…でもしっかり劇場版。まるでシェフにお任せで頼んだ料理がどれもこれも大好物ばかり出てくるレストランのごとく、まさに俺が欲する形通りの消失を見せてもらえたという感じで。これで満足しないはずがない。あまりにも思い描いたまますぎて驚きがなかった…なんて不満を挙げるのは贅沢っつーか筋違いよね。
160分という長さもあってか、細かなエピソードも端折ることなく、それでいて駆け足にもならずじっくりたっぷり最後まで魅せてくれた。しかしまあ…こうしてみるとキョンが主役みたいだなー。あれ?主役でいいのか…いやタイトルからいくと主役はハルヒ…でも消失の場合は長門…?どうでもいいか。とにかくキョンが最初から最後まで大活躍。幾度となく出てくるキョン目線での起床シーンは後半目覚めるごとに状況違ってたりと重要な場面転換の役割も。キョンが「楽しくなかったのか?」と自問自答するシーンは物語のキモだけに凝った映像に。凝ってるといえばちょっとした場面でもいろいろとネタを詰め込んであるのに感心する。例えばキョンの携帯のアドレス帳にはちゃっかり「佐々木」が入ってたり。あと走ってる電車がそこはかとなく阪急チックで、きっと地元人ならピンときてるであろう光景もしばしば。熱心なオタは聖地巡礼とかやるんだろうなー。とか言って俺もちょっと歩いてみたかったり。
そして消失といえば長門消失長門の可愛さは劇場版アニメにおいてより凶悪に我々を萌え死なせるに十分な殺傷力ですた…ぐふっ。部室での脅えとか、声のトーンとか、部屋で帰ろうとするキョンの袖を少しだけつまむ手とか…あああああたまらんんんんん。そんな長門の独壇場である消失においてさえ、ひたすらハルヒにきゅんきゅんしてたハルヒスキーこと俺。光陽園制服に身を包む不機嫌顔のロングヘア姿、ジョンに再会して感極まり倒れそうになる姿、喫茶店で目をキラキラさせる姿、キョンのリクエストでのロングポニテ姿、体操着姿、寝袋から抜け出しキョンにお決まりの調子でしゃべる姿…どれもこれも最高でしたマーベラスマーベラス。あそこで「ポニーテールにしてみないか」と言ったキョンはネ申。あと、改変世界でみくるを庇う鶴屋さんのドスのきいた声が素晴らしかった。鶴屋さん出番少ないのにきっちりいい仕事するわー。いい仕事といえば朝倉さん。前半の普通っぷりとラストのマッドネスが対照的すぎてステキ。
とにもかくにも、消失の劇場版としてはこれ以上ない模範解答じゃないかな。ハルヒ知らない人でも十分楽しめると思うけど、TV版見ておくなり原作小説読むなりして予備知識あった方がより一層堪能できるのは言うまでもなく。