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フツーの学園モノとみせかけといて裏に壮大でヘビーな「真相」が隠されてる…se・きららを一言で表すならばそんな感じの作品。攻略順序に規制はないようだが、シナリオ的には望美以外の4人→望美の順番で進めるのがオススメ。選択肢は序盤に集中しており、各ルートへの分岐も序盤で決定され、ヒロインごとのルートに入ってしまえば優以外はほとんど一本道なのでゲーム的難易度はきわめてイージー。ストレスなく物語を楽しむことができ、CG差分やバッドエンドの回収も含めたコンプリートにも攻略サイトのお世話にならずに済んだ。
キャラ絵は好みの問題もあるけど、まあそんなにクセはないかな。立ち絵パターンは豊富で、ひとつのセリフでもコロコロ表情が変わるなどダイナミックな演出も積極的に取り入れてる。背景絵も丁寧で、何度も出てくる主人公の部屋が（バック・トゥ・ザ・○ューチャーのポスターとか）妙に印象的。HシーンのCGも乳首勃起差分とかやたら気合い入れて作ってあるのが個人的に大きく評価したいポイント。音楽面のクオリティも非常に高く、OP曲と「マナ」のボーカル曲はお気に入り。
シナリオ的には…各ヒロインパートはまあそれなりにそれなり。で、核心部分に関してはどっかで聞いたような設定だなーとか思ったりもするけど、「他者との触れ合い」というテーマが丁度最近個人的にいろいろ考えてたことと重なって非常にタイムリーだったせいで共感する部分が大きかったような。いやホント、一人じゃ生きられないと思うわ人って。他人との繋がり大事。
何よりも、これだけの作品が無料DLで入手できるというのはもう本当に驚愕。太っ腹にも程があるってもんだわ。サクサク進められてボリュームもそこそこ、ちゃんと満足できる良ゲーでした。
以下（公式人気投票と同じ順番の）個人的お気に入りキャラランキング。
- 神楽亜矢：超アグレッシブお嬢様・我らが亜矢タンの1位はもうダントツブッチギリ。遊びもHもグイグイ積極的に押しまくりだけど、年頃の女子ならではの脆さも垣間見える所にオッサンもうメロメロ。本人ルートはもちろん、他キャラのルートでも主人公へのラブーがうかがえる（特に泉ルート）のがキュンキュンくるんだわ。あと俺と同じみずがめ座のB型だし。あー、亜矢タンと同棲してえなー。
- 河村優：ほんわか天然と見せかけといて実は超しっかり者、宇宙のごとき包容力、そして料理の鉄人…嫁にするにあたってはこれ以上ない逸材。白目の立ち絵が妙にツボ。
- 深雪真奈：キャラもシナリオも悪くないんだけど…どうにもグラフィックで点を落とした感じ。他キャラに比べて残念なCGが多かったのよね。
- 秋山望美：Hシーンが亜矢に次いで実用性高かったのは単純にクオリティの問題であって決して俺がロリスキーというわけでは以下略。あ、キャラとしての役どころも（「核心」部分含め）良かったですよ。
- 志津野泉：もう一方の幼馴染・優が包容力ありすぎたのでイマイチお姉さんキャラとしての売りに欠け、シナリオもネタに走ったためにいろいろ残念な結果に。巫女コスのはしたなさは評価したい。
