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Fate/Zero 3巻 読了

公式:http://www.fate-zero.com/
あー堪能した。虚淵クオリティはとどまることを知らないなあ。
まず巻頭カラーページのサーヴァントのステータス(ゲーム画面と同デザイン)にニヤリとさせられた。ただしバーサーカーについては真名・性別・宝具にモザイクが。むむむ。
副題「散りゆく者たち」から、それはもう悉く死にまくるのかと思ったが、脱落したのはキャスター・ランサー組だけ。未遠川でセイバーに吹っ飛ばされたのはキャスターだったのね。バーサーカーとアーチャーの空中戦には度肝を抜かれた。3巻でも結局バーサーカーの正体は不明のままだったが、セイバーにただならぬ怨念を抱いている点といい、性別を伏せている点といい…まあ、勝手に想像して楽しんでおくかね。ランサー組の末路はあまりにむごい…切嗣も舞弥さんもマジ外道。ソラウさんがいきなり手首ちょん切られる場面は凹んだわ。そして予想どおり刻一刻と聖杯に成りつつあるアイリさん。あー。分かってたけどなー。切ねえなー。
衛宮邸の土蔵の魔法陣はアイリさんの手によるもの(しかも実際描いたのはセイバー)だったとか、言峰綺礼が桜の手術に用いた「魔術刻印」は父親から受け継いだ「保管令呪」だったとか(そりゃ消費型なはずだわ)、第五次につながる新たなエピソードがあったり、時臣と子凛のあのシーンを時臣側から書いたりと、既に語られたエピソードを漏れなく盛り込むだけでも驚愕なのに、ステイナイト経験者にはたまらないシーンがあちこちに。本当に、巧い。
そして次巻、すべては「ゼロ」に至る。