過去最長のエピソードとなったロベルタ編(その2)の6巻からの続きで、しかもまだ続く。7巻収録の話は派手なドンパチは一切なく、水面下でそれぞれの思惑が交錯しまくるだけだが、それがかえっていずれ迫り来る争いを想起させてヒヤヒヤする。表紙のエダの「素顔」も明らかに。微妙な言い回しや婉曲的表現が非常に多いのでついていけない場面もちらほら。まあこの作品において今に始まったことではないが、ロベルタ編、とりわけ7巻では読者おいてけぼり感が強まったような…8巻ではそのへんちょっとはスッキリさせてくれると良いんだけど。あとがきによるとロベルタ編が作品の折り返し地点であり根幹に通じるキーポイントらしく、執拗なまでにじっくりと丁寧に描かれていることからもこのエピソードの重要性はうかがえる。実はあまりに話が重いのでひょっとしたらこのロベルタ編で終わってしまうんじゃないかと個人的に危惧してたが折り返しと聞いてホッとしたような。
そんな本編の重い空気と無関係に毎度展開するオマケギャグマンガ、今回は登場人物が皆若返り。ヨランダ…。レヴィとバラライカの子供姿はサンデーGXの付録ポスターに美麗イラストで描かれたものとリンクしてたりする。
- 作者: 広江礼威
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/10/19
- メディア: コミック
- 購入: 6人 クリック: 54回
- この商品を含むブログ (234件) を見る