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劇場版「空の境界」第二章 殺人考察(前)


昨日テアトル梅田21:50開始分を見に行った。座席はやや空席が目立つ印象。一章が派手なバトルでガッチリと「ツカミ」の役割を果たした「動」の回なら二章は「静」の回。毎回監督が違えば受ける印象も演出も何もかもがここまで違うものかと驚き、この試みがどれだけチャレンジングなのかがようやく分かった気がする。二章は完全にラブストーリー。空の境界という物語は究極的にはラブストーリーだと俺は感じてるので、アプローチに疑問を持ったりはしなかった。パンフによるとモノローグを極力排して映像表現を重視する方針らしいけど、それにしても二章は説明なさすぎじゃないかとちょっと心配に。全く予備知識ない人にはちんぷんかんぷんにならないのかなコレ。理解できなきゃ原作読めってか。(※追記:原作読み返したら、劇場版は完璧なまでに原作に忠実だったことを痛烈に理解した。説明不足とか真赤な嘘もいいとこであり正直スマンかった。)とにかく解説的なセリフは極端に少なく、無言で間を長くとってあるシーンも多かったので一章よりゆったりした展開に感じた。まあ実際一章より長いんだが。
で、やっぱり絵柄が気に入らない。一章はさほど気にならなかったけど、二章で改めて思ったわ。武内絵に遠すぎるんだよなあ。似せろとは言わないまでも、せめてもうちっとシャープっつーか、かわいげのあるタッチにできなかったんかねえ。とか言いながら、二章の織はかわいいと思った俺がいるよ。
EDテーマは今回も良かったわー。いい音楽は映画に華を添えるね。
あとパンフは絶対買うべき。インタビューが毎回とても良くて、特に興味深かったのが月姫コミック描いてる佐々木少年さんのインタビューで、月姫執筆秘話的なくだりもあって面白かった。