百合星人ナオコサン 2巻（初回限定生産版）

独特のセンスとシュールなギャグが持ち味のkashmir連載作品の中でも一際はっちゃけていて俺的に一番好きなナオコサン、2年ぶりの2巻。百合よりむしろ幼女大好きでやりたい放題のナオコサン、セリフがフキダシではなくおとなしくて廃墟好きなポニテ美少女のみすず、みすず弟にゾッコンLOVEなツンデレ幼女の彩ほかキャラの個性が際立っており、執拗な幼女へのこだわり、何かときわどいネタの数々、扉ページのどこか頽廃的・終末的なイラストなどなど作者がのびのびと描きたいようにやってる雰囲気が伝わってくる気がする。とにかく笑いまくった1巻に比べて落ち着いたようにも思えるが、俺が単に慣れてしまっただけかも。新キャラではブルマ＋ファミコンな意匠のみすずロボが素敵だった。あと頻尿類とか酷くてナイス。そしてついにみすずの本当の姉・奈緒子が登場（チラっとだけ）。シュールギャグと幼女の波状攻撃に翻弄されまくることこそこの作品の醍醐味。カバー下オマケ四コマも見逃すな。

1巻同様に2巻でも付録CDがついてくるよ。そこはかとなくシューティングゲーム風の「第2期主題歌」を収録。

主題歌に加えてCDからはアプリケーション「LOLICLOCK」がインストール可能（Win＆Mac対応）。画像のように3人の下着姿の「プロ幼女」がフロントマン・時間めくり・シロホンと役割分担して踊ったり演奏したりするこのマンガにふさわしい超シュールな時計アプリ。幼女は全部で5人いて、そのうち3人が時々交代しながらおつとめ。一定時間で休憩をはさんでメンバー入れ替え。シロホン役以外は動きがバラエティに富んでいて、気付いたらずーっと眺めてたりする中毒性アリ。時刻表示の他に分単位で設定できるタイマー機能や、ボタンを押すとナオコサンがいつもの意味不明な発言をする機能も。ちなみに俺は画像中央のポニテの娘と画像右の三つ編みの娘が好きなんだな。

百合星人ナオコサン 2(Second impact (電撃コミックス EX)