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私立彩陵高校超能力部 7巻


とらのあな購入特典イラストカード。フミヲちん&ホリィ。
ようやく出ました最終巻。超能力者バトルづくしの文化祭編とはうってかわって日常テイスト。超能力部員+2人の主要キャラ締めくくり的エピソード5話とラスト2話+エピローグという構成。各キャラ話(46話〜50話)はほぼ並列同時進行で、微妙にリンクorニアミスしているという凝った仕様。ここへきてアカリ(カシムラ妹)、ミコト一家など良キャラを惜しげもなく投入、さらに最終話のみ登場のキャラを表紙に起用するなど大胆なやり方はどれも作品のクオリティUPに一役買っており、作者の最終巻にかける意気込みとか思い入れが伝わってきた。
キャラ感想とか。ミコトはおとなしいメンツばかりの超能力部の引っかき回し役としてうまくパワーバランス調整してたし、ちゃんとしたらべっぴんさんというのも〇。フミヲちんはまっすぐ純情で強いのに守ってあげたくなるもろさがたまらんね。マサトは人気女子キャラのハートを一人占めしすぎ!しかも全然気付いてないし!でも49話で妹ラブなのがミエミエでニヤニヤした。アカリちゃんええ娘やのー。キリさんとシオリは属性大杉キャラ強杉。特にシオリの属性てんこ盛りっぷりはズルイわ…でも俺はキリさん一筋なんだぜ…多分。48話に続いてエピローグでも登場したキリ・シオリは凸凹だけど名コンビやね。サキちゃんとシロウの影薄いコンビもちゃんとシメるとこシメて、無事くっついたみたいだし、ちゃんと成長して、最終話でしっかり見せ場作ったねー。オミナエシ会長はまさかミコトとくっつくとは思わなかったが…最後まで謎な感じがいい味出してたんじゃないかと。
7巻も恒例のダブルカバー(めくったらコスプレ)、カバー下オマケマンガ、あとがきとサービス満点仕様。6巻までどこか一部がズレてた表紙タイトル文字が最終巻ではビシっと揃ってたという細かいこだわりも見逃さないんだぜ。カバー下マンガでは裸が足りないと言ってたけど、46話でのフミヲちんのシャワーシーンとか48話でのキリさん・シオリのお風呂シーンとかあったので割と満足。個人的にはシオリのパジャマ姿がなんとも…華奢な手足と控えめな乳が非常にこう…いやいや俺の本命はあくまでキリさんだけども! あとがきの主要キャラ名漢字紹介はよくぞやってくれました!キリさんとかチキとか字面がずっと気になってたんだよなー。想像通りのもあれば意外なのもあったなあ。確かにキャラ名のカタカナ表記は名前を覚えづらい面もあったけど、ちょっとした異世界感の演出は出来てたしそれはそれでアリだったと思う。
6巻までで超能力というものに対する「まとめ」を片付けてたこともあって、7巻での各キャラのエピソード回収、そして第1話ともリンクする最終話の締めくくり方は非常にまとまりが良く、とてもキレイに終わった印象。正直もっと読みたかった気持ちはあるけれど、ここまでキッチリスッキリ終わってくれたら文句の言いようもないね。超能力が普通に存在する世界とそれを持つ人間への制限・差別、超能力者の悩みや葛藤、そんなシリアス要素を織り交ぜ時にバトルなんかもありつつ、基本的にヌルく力の抜けた日常パートがベースにあって、深刻になり過ぎないバランスが絶妙で、登場人物も皆魅力的で、単行本のサービス要素も盛り沢山で、本当に好きなマンガでした。面白かったー。
キリさんこそが俺の嫁なんだからねっ!…でもぶっちゃけシオリも捨てがたい…

私立彩陵高校超能力部 7 (7) (IDコミックス REXコミックス)

私立彩陵高校超能力部 7 (7) (IDコミックス REXコミックス)