ばかちー亜美ちゃん登場編後半、原作小説では2巻ラストあたりまでのお話な3巻。コミック版でとらドラ!を知り2巻まで読み、このコミック3巻が出るまでに原作全10巻読破したわけだが、コミック版は原作の空気感を非常にうまくつかんでおり、ドタバタギャグパートとシリアスシーンとのメリハリも効いていて、コミカライズとしてのクオリティの高さを改めて認識したわけで。各シーンに合わせて絵を大胆に崩したりフリーダムな感じにアレンジしたりというマンガならではの手法も作品によくマッチしていて良いね。8〜9頁の懺悔部屋ネタの絵なんか特に秀逸。…でも今の子はひょうきん族ネタとかわかんねーんだろうなあ。ギャグ絵はギャグ絵として、美少女をきゃわいく描けるのが絶叫氏のすばらしいところ。とりわけ大河のかわいさは3巻に入っても衰えを知らないどころかますますパワーアップ気味で、キレ顔も笑顔もいいけど泣き顔が絶品すぎてもう…たまらんですハイ。
欲を言えば大河以外の描き分けがちょっと微妙かなーというのはある。みのりんはいいとして、亜美ちゃんと会長とか、麻耶・奈々子とか。特に亜美と会長がわかりにくいかも…よく見れば髪の長さで見分けつくんだけど。会長は俺の中ではもーちょっとちんまくて黒髪さらさらーで…亜美ちゃんとは全然違う感じなんだがなー。んー、難しい。まあ、主役であるところの大河がバッチリなのでそんな大して不満はないんだけどね。
- 作者: 竹宮ゆゆこ,絶叫
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/01/27
- メディア: コミック
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