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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 2巻

いやーこれは凄い!
何がスゴイって、「真妹大殲シスカリプス」、妹友達が遊びにきた時の兄とあやせとのアドレス交換、兄と麻奈実とのすれ違い、兄妹の初夏コミ体験…これらのエピソード全てがクライマックスの「VSあやせ」の伏線になってるという構成。付け加えるならば、1巻の「VS親父」までもがこの巻の伏線だったのではとさえ思える。まさか児ポだの規制だのオタクバッシングだのなんて突っ込んだテーマまでもが出てくるとは予想だにしなかったので驚きとともに感心した。オタクという性質をその内側からだけでなく、外側からの「異質なもの」視点でも書いている点はこの小説の面白いところ。語り手である兄からしてすでに非オタだし。で、あやせの豹変ぶりはマジちびりそうになった。こえー。そんでもって、まさか親父に相談するとは…まあ1巻があんな終わり方だったからその後親父とどうなのかって確かに気になってたけど。果たして親父は偉大だったし…さすがやわ。それにしてもあやせ攻略は不可能だろ…と思ったらオチは1巻より強引つーか兄暴走・自爆つーか…ま、結果オーライってやつだな。ラストのやりとりは、妹なりの気遣い&照れ隠しもあるんだろうなーとか思って萌えた。
個人的に一番ウケたのが、妹のノーパソでエロサイト見てたのがバレた時の兄妹の会話。カ●ビアンコムとかGoogleの検索ワードとかの単語が生々しさあふれすぎ。眼鏡かけたまま…ゴクリ。あと79頁の挿絵はいくらなんでもエロすぎるだろ…GJ!超GJ!