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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 5巻

なんという黒猫無双…!
というわけで「俺の妹が…」も何もそもそも妹が渡米しちゃってて不在…看板に偽りアリじゃねーの?な5巻。しかし心配無用、妹の友達・黒猫と友達の妹・瀬菜が物語を大いに盛り上げてくれて面白さはむしろ大幅UP。ていうかマジで、これまでより断然面白くなっててびっくりした!いや、4巻までも十分面白いんだけど、そこからさらに突き抜けた感が。何だろうな…フリーダムさ、はっちゃけ度が上がった気がする。ガチオタなゲーム部長・三浦や激腐女子・瀬菜タンの変態っぷりなど新キャラの個性もそうだが、語り手・京介の別人かと思えるぐらいの変貌が大きいのかも。瀬菜には「眼鏡かけてるし」、フェイトさんには「眼鏡かけてたらやばかった」などと眼鏡フェチっぷりが急加速、すっかりオタに染まりつつあるし、シスコンも変態も隠しきれなくなってるし。
「無敵キャラがいない」ってのはこの作品のポイントのひとつだと思うんだよね。京介や黒猫はもちろん、何でもこなす桐乃だって苦しんで悩んでるし、沙織も、あやせも、高坂父でさえも娘のことを思ってうろたえたりする。どんなにスゴい人物だって、同じ人間なのだって感じさせてくれる。それと、京介のトラブル解決も毎回ぜんぜんスマートじゃなくて、結局感情論だったり、泣き入ったりする。本当に色々とままならないけど、それでもどうにかやっていく。そんな所が、いいんじゃないかな。
それにしても黒猫がマジヤバ。特に後半の攻勢がもう…俺このまま黒猫ルートでいいやとか思ってしまったよ。最後に桐乃出てきてちょっと盛り返したけど、「ほっぺにチュ」というイニシアチブを握って黒猫が数歩リード。で、桐乃・黒猫・沙織・麻奈実・あやせ・瀬菜のヒロイン6人ルートが設定されたエロゲの発売はまだですか?