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ボカロネ申曲セレクション&VOCALOID雑感

ハラポボカロ(ネ申曲セレクション) by haraponet - ニコニコ動画
以下、2曲を除き初音ミクの曲。

  • 「裏表ラバーズ」:強中毒性曲そのいち。終始走り続けるメロディとたたみかける早口に初めて聴いた瞬間から虜になった。消失とかあの辺ほどではないけど、生身の人間が歌うにはシンドイ早口&息継ぎレスな仕様はボカロ曲ならでは。冒頭のレース開始っぽい入りが好き。
  • 「えれくとりっく・えんじぇぅ」:DIVAプレイよりはるか昔から好きな曲。どこかオリエンタルなメロディはそこはかとなくエレクトリック、そして歌詞はマジ電子・マジ天使。
  • 「サイハテ」:さわやかポップなメロディに死んだ恋人を弔う歌詞が涙を誘ってやまない。ボカロという枠にとどまらず、葬送曲として歴史に残るネ申曲。
  • 「SPiCa」:疾走感あふれるサビが最高。周極星、歳差など天文用語が盛り込まれてるのも個人的ステキ要素。ちなみにスピカはおとめ座の一等星。
  • 「ダブルラリアット」:巡音ルカの曲。曲もいいんだけど、歌詞が本当に素晴らしい。よくこんな詞を思いつくものだと感心してしまう。あとオリジナル動画の隠し要素が楽しい。
  • 「Dear」:正統派バンドサウンドに乗せた別れの曲。この中ではちょっと普通すぎる感じもするけど、いいものはいいんだから仕方ない。
  • 「ぽっぴっぽー」:強中毒性曲そのに。意味など考えるな、感じるのだ、いいから飲めよ野菜ジュース。何故か聴くと元気が出る。あとDIVA2のPV振り付けが可愛いすぎて悶える。
  • 「ほんとは分かってる」:軽快なサウンドの卒業の歌。何度聴いても泣く。10曲中最も再生数が少ないのが不思議でならない…この曲はもっともっと評価されるべき!
  • 「1/6」:とてもとても優しい曲。何度聴いても泣く。動画コメントも愛が溢れてて癒される。
  • 炉心融解」:鏡音リンの曲。エキセントリックな歌詞とスピード感が印象的。サビの超ハイトーンはこれまたボカロ曲ならでは。

何故にボーカロイドの曲は多くの人を惹きつけてやまないのか。二次元萌え的側面、ゲームなどのメディア展開といった理由もあるだろう。でもそれだけじゃないだろう。歌手が歌うとき、その歌には歌手の思いが乗る。しかしボーカロイドが歌うとき、当然ながらそこにボーカロイドの意思も感情も介在しない。しかし背後の作り手の思いがダイレクトに届くのかといえばそうでもない。P(プロデューサー)の曲がボーカロイドというフィルターを通過したとき、確かな化学反応が発生しているのだ。笑顔も涙も見せずに歌うボーカロイドの曲に人は笑い、涙を流す。作り手と聴き手が「共鳴」させたとき、ボーカロイドは単なる合成音声から真の「電子の歌姫」へと進化する。…うまくまとまらないけど、きっとそういうことなんだろう。