真月譚 月姫 10巻

アルクェイドの悶死必至なキラキラ笑顔が表紙の最終巻キターーーーーーーーーー！！！！！ついに完結…これが興奮せずにいられようか。
作者曰く「調子にのって書き足しまくった」せいで前巻に収まらず刊行されたという完結編・10巻。100頁近い最終話と知得留先生ほか単行本告知ショート等のオマケ、そして60頁にわたるエピローグという構成はなんとも大胆つーか単純明快つーか…まさしくエンディングのためだけの巻なのね。最終話は原作準拠の切ない終わりで…「好きだから 吸わない」の笑顔に完全KO…佐々木アルクの可愛さの集大成がここに！当然ちょっと泣いた。おまけショートでは作者の月姫への愛がヒシヒシ感じられてほっこり。そして、そしてエピローグっ…これはっ…これ…スゲエ…！「先生」との再会、志貴の容体、目隠し布、千年城…いろいろ説明は省いて含みを持たせているもののなんとなく理解できるいきさつ…昏い眠りにつく月の姫を起こすのは…。いやー良いエピローグでした！ちょっとレアルタのアレを思い出した。
しかしまあ最後の最後までクオリティ超絶だったなー。月姫コミカライズとして1ミクロンも文句のつけようが無いのはもちろん、あらゆるコミカライズと比べてもここまで原作への愛に溢れ原作を深く理解し原作を凌駕する勢いのモノは後にも先にも無い気がするし、ひとつのマンガ作品としても本当に素晴らしい。これまで読んだ中で面白かったマンガ10個挙げろって言われたら余裕で入ってるよ月姫。超久々に原作ゲームもプレイしたくなったわ。魅力迫力150％の月姫を、可愛さ萌え破壊力250％のアルクェイドを、ありがとう！お疲れ様でした！

真月譚月姫 10 (電撃コミックス)