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GUNSLINGER GIRL 13巻

「これが報いか…」
買ってから半年以上寝かせてしまったことにも愕然としたが、ようやく読んでもっと愕然としたっていうかトリエラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!そしてヘンリエッタ…ジョゼ…ああ。仕事の休憩中になんて読むんじゃなかったわ。ただでさえ低かったテンションが地の底に墜ちたわ。
ジャコモとの(おそらく)「最終決戦」開始な13巻。ヘンリエッタの「初期化」、そしてトリエラの「遺言」…着々と死亡フラグが立てられる中、幕が開けた決戦はまさに「戦争」。互いの戦力・火力を全力投入した総力戦でありその過酷さは過去最高でありトリエラぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!でもヒルシャー間に合った、間に合ったけど…これはもう…。一方、「リセット」されたヘンリエッタだったがその奥深く根付いた「最悪の記憶」は消えることなく最悪のタイミングで蘇り…「報い」と言ってしまえばそれまでだけど…これはあんまりだ…あんまりだよ…。
9巻以降本当にページをめくる手が重くて重くて、それでも読みたくて読みたくて、13巻まできて、ここからどう転んでも悲劇しか待ちうけていない所まで進んでしまって。戦闘が激化するほど、世界は静かに静かに、重く重く、沈滞し、深く深く絶望に彩られる。俺がこれまでの人生で読んだ中で間違いなくブッチギリにヘビーな作品なんだけど、どこまでも救いがなく、ただ暗く悲しいだけと思っていたけど、そんな世界を、そんな物語を通じて作者が伝えたいことは、きっとそれだけじゃないんだろうなあって、最近ようやく分かってきた。「それ」が何なのか、俺にはまだ輪郭すら見えないけれど、「義体」を使った「復讐」の果てにあるものとは…。

GUNSLINGER GIRL 13 (電撃コミックス)

GUNSLINGER GIRL 13 (電撃コミックス)