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アクセル・ワールド 2巻

「・・・・・・それでも・・・・・・僕は・・・・・・」――強くなりたい。強くなりたい。
「おかえりなさい、お兄ちゃん!」で始まり、「妹」の手料理、「妹」とお風呂イベント、「妹」と「先輩」のお泊まりイベント・・・ってあれれ?これアクセル・ワールドの2巻だよな?買うラノベ間違えたか?と疑うほどのknegこれなんてエロゲ)臭漂いまくるあざとさの連続な前半を経て、後半はうってかわって「無制限中立フィールド」での苛烈で壮絶なバトルが展開されドキハラの連続。絶体絶命のピンチからの一件落着に至るカタルシスが今回も気持ち良い。・・・まあ「クロム・ディザスター」については若干不気味さの残る引きではあったけどね。さておき、2巻の主役は「赤の王」こと上月由仁子・通称ニコ。ある時は料理がうまくて器量良しの妹キャラ、ある時は「不動要塞」「鮮血の暴風雨」と称され恐れられる「純色の六王」の一角スカーレット・レイン、またある時は年相応の脆く儚い小学生・・・ってコイツ、日本の二次元キャラ史上でも最強クラスの炉利っ子じゃね?主人公そっちのけでやりたい放題、挿絵もカラー扉含めニコづくし。物語の本筋まで、もう完全にニコの独壇場。そして最後の最後に萌え死にかけた。スカーレット・レインのフル装備バージョンもフルアーマー版ザメルっぽくて超俺好みだし。是非とも再登場してほしい素敵キャラだわー。黒と赤をはじめ緑、先代の赤、(声だけだが多分)紫、黄と王も一気に出てきたなー。あとは青と白だっけか。まあ緑の王は能力の一端が見えただけだし、実際にバトったのは黄の王イエロー・レディオだけなんだが。色によって能力のカテゴライズが分かるっていうこの設定もソソるよね。色の純度が高いほど強いのも分かりやすくて良し。ブレイン・バーストの世界観がより一層見えてきたという点でも、萌えあり燃えありのエンタメ的視点でも、存分に楽しめた。
ああ・・・よく考えたら1巻からアレな要素は結構あったか。ハルユキがアレな夢を見たり、先輩のシャワーシーンを妄想したり、短いケーブルでチユリと繋がったり。・・・「直結」て、なんだかとってもエロい響きですよね。

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)