仕事の休憩時間にちょっとずつ読み進めて、今日ようやく読み終えた。ちょうど七部作劇場公開が決定したところだしタイムリー。面白かったんだけど…うーん、決してわかりやすい文章ではないというか。視点はコロコロ変わるし、時系列はバラバラだし。独特な世界設定なんかは予備知識がないと難解かも。僕は月姫とFateやってたからすんなり入れたけど。それでも、とっつきにくさを補って余りある魅力あふれる物語は人の在り方などを大いに考えさせられ、読んで良かったし、読む価値があると思う。普通と異常・夢と現・生と死などの境界に思いを巡らせるもよし、橙子さんや荒耶やゴドーワードたち魔術師のデタラメで常軌を逸した能力にゾクゾクするもよし、式や鮮花など常に美人に囲まれる幹也をうらやむもよし。TYPE-MOONの「」に触れられるかもしれない作品。
- 作者: 奈須きのこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/06/08
- メディア: 新書
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