かしまし 5巻（完結）

とまりは俺の嫁。
かけ足ということもなく、かといってゆったりというわけでもなく、ほどよいペースを保ったままに最後まで丁寧に描かれたなあという印象。はずむが明確な答えを出したところが非常に、すごく、本当に素晴らしかった。幸福な結果の裏側ではちゃんと残酷な結果があった。だからこそ、うやむやにしなかったからこそ納得がいった。悩み、苦しんだ末に出された答えに、選んだ者、選ばれた者、選ばれなかった者それぞれがひとまわりもふたまわりも成長することだろう…なんつってな。
友人が「かしましは良いあかほり（さとる）だ」と言ってたが名言だと思った。桂遊生丸さんの柔らかな絵柄がとてもとても合ってるんだこれがまた。この作品に、出会えて、良かった。ありがとう。
あ、はずむがどちらを選んだか気になる人は買うといいけど、とまりは俺の嫁だからな。そこは譲れない。

かしまし 5―ガール・ミーツ・ガール (電撃コミックス)