現在、ウラポネットは(ほぼ)休止中です。

中の人は主にお城ブログをちまちまと更新しています。

とらドラ2!

…なんだ、亜美ちゃんかわいいじゃん。
マンガ版2巻を先に読んでたので、あの14話のラストからすると亜美は超タチが悪くて、もっとギスギス陰湿な展開になるんじゃないかと危惧してて、実際小説2巻3章のいちご牛乳のくだりでは一瞬裏亜美のターンきちゃったよ…と思ったものだが、その後の話は予想してたものよりずっとライトでコメディ色が強く、読後感も良好だった。そうかーこうきたかー。亜美は単なる本性隠して天使の外面振りまく腹黒女じゃなくて、地の性格の悪さも外面とのギャップも自覚した上で本当の自分を好いてほしいと悩む年頃の女の子なんだって把握したので俄然惚れた。大河との対比も面白い。お互い決して相容れないけれど自分にないものを持つ相手に憧れるという。2巻のお約束誤解招きENDからして、亜美がどこまで本気なのかも含めて3巻以降が非常に楽しみ。
2巻は終始亜美ちゃんのターンだったために相対的に大河があまり目立たなかったが、3巻以降挽回してまた俺をメロメロにしてほしい。ただのおバk…天然だと思ってたみのりんは実は割と空気読めてやんちゃも出来る天然だと分かったので評価UP。コンビニ神拳のくだりは素敵だったわー。そして新キャラ・生徒会長狩野すみれはこれまた強烈な男前で…ひょっとしたら女性陣の中では一番マンガ的なキャラなのではなかろうか。会長も今後ストーリーに噛んでくるのかどーなのか気になるところ。気になるといえば北村の「たった一人の好きな女」って誰だろ…みのりんや会長っていうのは安直な気がするからまだ見ぬキャラかなあーとかあれこれ妄想したり。
あと、番外編「幸福の手乗りタイガー伝説」は序盤ですでにオチが見えてたけど面白かった。

とらドラ〈2!〉 (電撃文庫)

とらドラ〈2!〉 (電撃文庫)