ラブフール／けろりん

とらのあな購入特典イラストカード。美佳（表紙のメイン女その1）ウェディング・トモちゃん（メイン男その1の妹）大人ver.。

• 成：無
• 乳：M〜L
• 毛：有
• 特：道具・3P
• 勃：凸凸凸凸

メンズヤングスペシャル雷で連載してた表題作全8話（うち0話はフルカラー8頁）と4頁ショート読み切り2話を収録。巻末に作者あとがき、カバー下にトモちゃんオマケマンガ有。
けろりんという作家を初めて知ったのがこのラブフールという作品で、連載当初からその存在感は他と比べて圧倒的で、雷という季刊ペースでしか出ない増刊エロマンガ雑誌を必ず買ってたのもこのラブフールが読みたかったから。でも雑誌の刊行頻度ゆえ次が出る頃には前の話を忘れちゃってたり、メインの男がどっちもメガネで区別つきにくかったりでイマイチストーリーを把握しきれない所があったんだけど、今回こうして単行本化されて通して読んでいろいろ自分の中でつながったし、改めて面白いなーと思った。
男がずっと好きだったイトコに本気になって、今の彼女に別れ話持ちかけて、そのフラれた彼女にはホレてる男が別にいて、一方イトコにも職場に別に好きな男がいて、さらにその男にも別に好きな女性が…と複雑に入り組んだ男女関係が次から次へ展開していく様はトレンディドラマ（死語）を見ているかのよう。その合間合間にSEXが挿入されることでやたら生々しさがあるのな。よくあるエロマンガと違ってラブラブなHというのがほとんどなく、どこか切なくやるせないのもミソ。誰も彼も愚かな恋に溺れて、わかっていてもなかなか抜け出せなくて、ラブフールっていうタイトルは実にピッタリ、うまいことつけたなーって感心する。お気に入りのシーンはいくつかあるけど、やっぱ一番好きなのは2話のラスト、由美が克也の背中に落書きするトコとその後由美とミカちゃん（実はトモちゃん）が電話バトルするトコかなー。妹たくましすぎて末恐ろしい…そして由美ちゃんカワイソス…いい子っぽいのになー。
とまあ恋愛マンガとしても傑作なんだけど、エロマンガとしてのポテンシャルも非常に高いのがこの作品のすごいところで、絵は上手いけどさほど緻密ではない描線で描かれる肢体はしかしながらやたらリアルで煽情的。目隠しプレイだったり道具使ったり3Pだったりと毎回異なるシチュと構図で展開されるセクロスシーンも飽きさせず、おっぱいがやや小ぶりなイトコの美佳姉がとてもエロくてよろしゅうございました。

ラブフール (アクションコミックス)