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とらドラ9!

うっかり大河の胸の内を聞いてしまった竜児がひたすら悶え悩みまくる9巻。亜美の、そして実乃梨の真意も自らの口から明らかにされ、よーやくいろいろケリがつくのかと思ったらラストでまさかの波乱、そして逃避行…。ボロボロだった竜児のハートが盛大に砕け散ったまま最終巻突入かー。クラスメイトだけじゃなくて家族の問題まで決着つけなきゃなのかー。きっついなー。きっついわーこれは。
みのりんのズルい面がいくつも見えてきててちょっと嫌いになりかけてたけど、ちゃんと自分のズルさにさえ向き合って、正面きって気持ちにケリをつけたみのりんはやっぱり強い子だったので嫌いになれなかった。竜児と実乃梨の間に生まれた絆はある意味恋人の関係より得難く貴重なもの。ジャイアントさらば!そして誰よりも大人なフリして立ち回ってきた亜美タンは実際一番不器用だったのかもしれないという。二人とも素敵なサブヒロインですた。
進路にあれこれ悩む竜児の姿に高校生当時の自分を思い返して凹んだり凹んだり。まあ俺の場合ぼんやりながら目標みたいのはあったけど家の事情とか全然考えてなかったので竜児は偉い。
それにしても大河の可愛いというか愛おしいことといったら…本当にもう結婚してくださいお願いします。あと俺の中で全体的に評価の低いヤス氏の挿絵だが、9巻209頁の絵は挿入のタイミングといいクオリティといい、ここまで全体通してみても非常に良かったと思われ。

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈9〉 (電撃文庫)