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とらドラ7!

波乱の7巻。
停学明けてクリスマスに浮かれエンジェルモードになる大河、いつのまにか失恋大明神になってる北村、イブに企画される生徒会をあげてのクリスマスパーティー。前半こそいつものコメディノリだが、みのりんはソフト部でヘマしてずっと凹みっぱなしだし、亜美タンもどこか様子がおかしいし、クラスの皆はなんだかタイガー北村カップル応援ムードだし、まるおLOVEな木原麻耶タンはそんなクラスの雰囲気に焦りを隠せないし、なにか危うい予兆はあった。そんな中明らかになる大河の深い深い孤独。実乃梨の大ファールでツリーを壊してしまう残酷なハプニング。それでも実乃梨をパーティーに呼ぼうと燃える竜児、そんな竜児の想いを叶えようと頑張る大河は、必死で実乃梨を説得した後帰ってしまう。ここで、ずっと竜児視点で語られてきた物語は初めて大河のモノローグに。全てを諦め部屋で孤独に沈む大河の元に現れたクマのサンタ。もちろん中身は竜児。実乃梨への想いを募らせ今日のパーティーに懸けていたけれど、どうしても大河を一人にしておけなかった竜児。そんな竜児の気持ちを一旦受け止めたが実乃梨の所へ行けと背中を押す大河。そして竜児を見送った時、涙が零れてしまった。とうとう気付いてしまった。ツリーのキャンドルの火は竜児が消していってしまったが、大河のハートには確かな火が灯ってしまった。だけど、竜児は行ってしまった。大河は、一人。一方の竜児は実乃梨に会えたが、竜児が思いを伝える前に心を閉ざしてしまった実乃梨にスッパリ拒絶されてしまう。勝負すらさせてもらえないままに、竜児も、一人。
ここまでなんだかんだありつつもヌルい関係が続いていたのに、ここへきて激動。いやいや7巻はずっとハラハラしっぱなしだったわー。そしてラストで「あちゃー」。ますます面白くなってきたとらドラ!も残すところあと3巻。どうまとめるのか、どうもっていくのか。

とらドラ!〈7〉 (電撃文庫)

とらドラ!〈7〉 (電撃文庫)