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とらドラ10!

最終巻。いやー大変だった。怒涛のクライマックスの連続連続で息抜くスキが全然ないのな…さすが最終巻。中でもインパクトあったのがキス→川へダイブ、泰子実家に帰る、同衾、この3つかなー。特に泰子実家エピソードはだいぶ泣いた。でもその手前の大河MO5(マジでおもらし5秒前)…「もしかして、すげえ遺憾な状況か!?」ってめちゃワロタ。あの緊迫した場面で強烈なギャグを挿入してくるとは…いや大河は大河である意味超緊迫してたけど…この作者のギャグにしては珍しくヒットだったわ。ラストは…なんつーか竜児我慢強すぎだろ高校生にしては。一緒に寝てもヤらなかったみたいだし…どんだけストイックだよ。
逃げること、目をそらすことは簡単。一緒に逃げてくれる人がいるならなおのことそっちを選びたくなるだろう。でも、逃げたい現状、目をそらしたい事柄は遠ざけることでより一層心の枷となる。逃げずに、捨てずに、全部受け止めるのは非常にしんどいし、青臭いガキの理想論かもしれない。でも竜児はそのしんどい方を選んで丸ごとハッピーになってやると叫んだ。大河と離れてでも。それが眩しく、うらやましい。結果、大河は帰ってきたわけで竜児は勝ち組。愛だろ、愛。まあ大河の家庭事情は複雑すぎる割にアッサリ戻ってきたのがちょっとアレかなーと思ったけど、それはそれで、かなー。ハッピーエンドの大団円で万事オッケーでしょ。もうホントお前ら早く結婚しやがれコンチクショー。
いやいや本当に面白かったよとらドラ!は。読む前はこんなにハマるなんて夢にも思わなかったが。ギャグのセンスは若干アレな部分もあるけど、とてもいいラブでコメでした。10巻という量も多すぎず少なすぎずだし。6巻以降の盛り上がりはスゴかったし。一番の魅力はやっぱりキャラかなー。大河に始まり大河に終わる。暴力的で致命的にドジとかぶっ飛んだ設定なのに、とにかくもう大河が愛おしくて愛おしくてたまらない。みのりんやあーみんもそれはそれは魅力的でステキなんだけど、大河にはかなわないよなーという風に思わせるのがうまい。マジ大河ラブ。そして竜児とのコンビがまたお似合いなんだよなー。あーもうホントお前ら早く結婚しやがれコンチクショー!ごちそうさま!

とらドラ10! (電撃文庫)

とらドラ10! (電撃文庫)