残念、の一言に尽きる。
まずとらのあなで見た時にその厚みに愕然とした。薄っ!それもそのはず、これまで少なくても5話は収録されていたのが8巻は僅かに3話。その分本体価格は110円安くなっているがどうでもいい。ただ、この結末はどうだろう。途中で幕を下ろすような終わり方は本当に、ここまで丁寧に薔薇乙女たちとジュンの物語を紡いできた作者が望んだものだったのか。何があったのかは分からないし、コミックにあとがきは無く何も語られていないけれど、イバラにとらわれてしまった作者が苦渋の表情でローゼンメイデンという世界の扉を閉じてしまったように思えて仕方がない。
願わくば、何処かで見届けたい。始まった「終わり」の終わりを。
- 作者: PEACH-PIT
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2007/06/23
- メディア: コミック
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