神のみぞ知るセカイ 8巻

祝・アニメ化決定。帯裏面がぶっちゃけすぎて泣ける…いやはや人生どこでどうなるか分からんですな。帰省編続き、ラーメン屋娘編、天理の秘密編、理想のギャルゲ編（1話のみ）、そして新章・関西弁将棋娘編と盛りだくさんな8巻。帰省編では老人の孤独、ラーメン屋娘編では父娘の確執を描くなど、ラブコメ以外の新境地にも挑戦してるのが興味深い。中でもラーメン屋の大将は実にいい味出してた。男は背中で語るとばかりにほとんど後ろ向いた絵ばかりだったのも効果的。69話〜72話のタイトルがどれも昔あったカップめんの名称という世代を選ぶ小ネタにもニヤリ。調べてみると「胸騒ぎチャーシュー」「勝手にミートボール」「努力もち」はいずれも「青春のいう名のラーメン」シリーズだったみたい。あっ、今唐突に思いだしたけど、カップめんからロボットに変形するおもちゃってあったよなあ…ちょうどこのシリーズのが売ってた気がするわー懐かしいなあ。
天理の秘密編ではトイレに入ったらパンツ上げかけのハクアがいたりとか、天理（ディアナ）とハクアで桂馬の取り合いとか、ノーラのパイタッチとか、いかにもラブコメにありがちな展開をあえて投入しまくったりする一方で天界やら地獄やらの秘密がほのめかされるなど割と重要っぽい伏線も潜んでたり。理想のギャルゲ編は…うーん、どストライクのキャラやら展開やらは人それぞれあると思うけど、いろんなタイプのゲームがあるから面白いんじゃないかなあ。マンガもそうであるように。
巻末には恒例のキャラ紹介作者あとがき＆後日談四コマ、カバー下は桂馬んちの喫茶店紹介。

神のみぞ知るセカイ 8 (少年サンデーコミックス)